トップ > 三つ寺公園 北側 東屋
(設計 開発技研)
県産杉材の東屋、近づいて建物を見ますと、柱や桁に沢山の突起したダボが見えます。一見すると木栓ダボで木組み構成されているように見えますが、実は、その中にアフタイトが隠し込んであり、アフタイトで木材を接合しています。(丸印の場所)また、6箇所の隅木は、桁、柱、とロングボルトでガッチリと組まれていて屋根の浮き上がりに対抗していますし、その柱の根元には、ホールダウンが配置してあり地面からの引き抜きに対抗しています。つまり、強風でも屋根や柱が浮くことはありませんし、地震の揺れは、火打・頬杖が対抗します。
柱は、キザミ加工された後、ろくろ加工され、均一な寸法の丸太に仕上がっています。柱や桁には、腐敗を考慮したオイル仕上げが施してあり風雨に耐えるように施工されています。バランス良い綺麗な建物に仕上がっています。
◎ 使用したアフタイト
火打片引・片引ロング・ホールダウン等。